福岡教区「セクハラ相談窓口」開設

福岡教区は、2018年4月2日付で「セクハラ相談窓口」を開設した。性別を問わず、セクハラを受けた本人、保護者、セクハラを見聞きした人、またセクハラに当たるかどうか微妙な場合にも相談を受け付けている。

同様に「宗教法人カトリック福岡司教区ハラスメント防止基本宣言」(以下「基本宣言」)ならびに「宗教法人カトリック福岡司教区セクシュアル・ハラスメント防止及び被害者支援に関する規程」(以下「規程」)も同日施行された。

「基本宣言」では福岡教区は「キリストが望まれる教会共同体」の建設を目指し「弱い者の側に立つキリストの生き方に徹底的に従う教会のあかしを目に見えるものにしていく努力をする」と宣言。カトリック教会においても「あらゆるハラスメント、特にセクシュアル・ハラスメント等の人権侵害が起こりうる可能性」があることをみとめ、教会特有の関係の中で権力濫用や人権侵害が起こらないよう、教区として防止と対策の実施に努めることを明記している。また、セクシュアル・ハラスメントが発生した場合の相談窓口と調査機関である第三者委員会を設置。被害者への対応とケアについても「規程」に定められている。

詳細は、カトリック福岡教区ウェブサイトを参照のこと。