聖職者による子どもへの性虐待問題を重く受け止めた日本の司教団は、2002年6月21日、〈子どもへの性的虐待に関する司教メッセージ〉を発表し、2003年2月にカトリック中央協議会に「子どもと女性の権利擁護のためのデスク」を設置しました。

【委員会 名称】
日本カトリック司教協議会 子どもと女性の権利擁護(けんりようご)のためのデスク

【事務局 名称】
宗教法人カトリック中央協議会 子どもと女性の権利擁護(けんりようご)のためのデスク

【英文名称】
The Catholic Bishop’s Conference of Japan
Division for the Protection of the Rights of Children and Women

【主な役割】
日本のカトリック教会における性虐待、性暴力に対する啓発活動を推進しています。また教会が被害を受けてしまった方の苦しみを受け止め、各教区がその方の立場に立って誠心誠意、責任をもって対応できるように促すことも大事な役割の一つです。

【デスクの構成】
責任司教 松浦 悟郎(名古屋教区司教)
担当司教 森山 信三(大分教区司教)
秘書1名、事務担当者1名

現在は、隔月で事務局会議(司教、秘書、中央協議会部長、事務担当者)を行い、2022年に設置された「未成年者と弱い立場におかれている成人の保護のためのガイドライン運用促進部門」(担当司教:ヨゼフ・アベイヤ福岡教区司教)との調整事項の確認を行っており、デスクの新体制を整えています。

【デスクの主な活動】
小冊子発行
2006 『セクシュアル・ハラスメントに気づくことから あらゆる暴力にNO!という教会を目指して』
2009 『教会が子どもの権利を守るために 性的暴力への対応の手引き』
2013 『聖職者による子どもへの性虐待に対応するためのマニュアル』

啓発活動、研修など
2015  カトリック正義と平和協議会東京大会(ニコラバレ/四ツ谷)にて分科会開催
2016  全国教区担当者の集い(日本カトリック会館)
司祭向け研修(名古屋教区)
2017  札幌教区(北一条教会)にて講演会開催
            司祭向け研修(札幌教区、名古屋教区、福岡教区)
    全国教区担当者、対応委員会向けのフォローアップセミナー(日本カトリック会館)
2018    司祭向け研修(新潟教区、大分教区、京都教区)
長崎教会管区担当者の集い(福岡大名町教会)
2019  司祭向け研修(新潟教区、鹿児島教区、大分教区)
カトリック神学院(合同研修)にて実施
大阪管区教区担当者の集い(岡山教会)
2020  全国教区担当者のつどい(オンライン)

【その他】
2022年度第1回臨時司教総会(2022年7月開催)において「未成年者と弱い立場におかれている成人の保護のためのガイドライン運用促進部門(以降、部門)」が設置され、カトリック教会としての体制づくり、聖職者による性虐待、性暴力の関連事項は、部門に移管されました。

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